2009年7月6日月曜日

天才!成功する人々の法則




天才! 成功する人々の法則

目次

プロローグ ロゼトの謎

第一部 好機

第一章 マタイ効果
第二章 一万時間の法則
第三章 天才の問題点 その一
第四章 天才の問題点 その二
第五章 ジョー・フロムの三つの教訓

第二部 「文化」という名の遺産

第六章 ケンタッキー州ハーラン
第七章 航空機事故の“民族的法則”
第八章 「水田」と「数学テスト」の関係
第九章 マリータの取引

エピローグ ジャマイカの物語

感想
たとえIQの高い天才でも成功するとは限らない。
そこに努力はもちろん必要だが、外部環境すなわち、
生まれた国、時代、その国の社会のシステム、通う学校、経済環境、様々な要因がある。

印象的だったのは、各国のアイスホッケーやサッカー選手、メジャーリーガーの話だ。

例えばカナダのアイスホッケーチームの話で書かれていたのが、


どの選抜チームでも全選手の40%が1月〜3月生まれ、30%が4月〜6月生まれ
20%が7月〜9月生まれ、10%が10月〜12月生まれ。


これはどういうことかというと、カナダでは、年齢の区切りを1月1日にしているからだそうだ。

なぜそうなるのか?1月2日に10歳になる子と12月31日に10歳になる子では
12ヶ月の身体の発達の差が大きい。
世界でもアイスホッケー熱の高いカナダでは、遠征によくでかける。
代表チームのメンバーの選別はまずは年齢で区分けし、その中でも体が大きく、
器用な少年を選ぶ。代表メンバーに選ばれれば、よりよい指導、より強いチームメイトに
恵まれ、1シーズン50〜75試合も戦うらしい。

選抜にもれたメンバーは20試合ほどの実践経験しかつめない。
初めのうちは少し成長がはやかっただけで選ばれたが、13歳、14歳になると、
熱心な指導と人よりも多い練習量で本当に優れた選手になり、
メジャーの上部リーグに入れる可能性が更に高くなる。

追加の具体例だとアメリカのメジャーリーガーは8月生まれが505人、
7月生まれは313人だそうだ。

なぜなら、アメリカのベースボールチームの年齢の区切りは7月31日。
8月1日生まれた子は先に7月31日に産まれて子よりも体が大きくなるからだ。

更に具体例

イングランドでは年齢の期日が9月1日。
1990年代のある時点のプレミアリーグでは288人が9月〜11月生まれ。
6月〜8月生まれは136人

近年のジュニアのワールドカップでは、以前は年齢の期日が8月1日だったため、
135人が8月〜10月生まれ、5月〜7月生まれは22人しかいなかったそうだ。

この事実をみると、環境やシステムは人の成功に大きく起因しているように思う。

アーデントに活かせる事

アーデントの環境はまだまだ、変化する事が可能だと思う。
古い枠にとらわれず、新しい働き方、新しい会社のあり方を
模索するべきだと思っている。
『天才』に書かれている通り、環境が人に与える影響は大きい。

人が会社に所属して働いている限り、その人の時間の大部分を会社のための
仕事に割り当てているわけで、その責任は非常に重大だ。

ITの進歩や様々なサービスが多様にある時代に、昔の会社を参考にする必要は
絶対ではない。

取り入れるものは取り入れて切り捨てるものはばっさり切り捨てる事も
検討しなくてはいけない。

小規模オフィスを仲介する会社としてアーデントは何を掲げて、
社会に貢献していくのか?ワークスタイルの多様性に対応するための
起業家の応援なのか?
心から社会に発信できるものをみつけたいと思う。

アーデントから天才がどんどん世に出て行く環境を作りたいです。

今週は 『天才! 成功する人々の法則』を紹介しました!


担当 阿部

次回予告

次回は7月11日までに甲斐さんよろしくお願いします!


2 件のコメント:

  1. 更新ありがとうございますー!
    この本、面白そうですね~!
    私も次、また面白い本をシェアしていきます!

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  2. コメントありがとう!

    天才! 読んでおいていい本だと思う!

    次回の甲斐さんにも期待です!

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